2025年11月7日(金)~11月24日(月・祝)@free design吉祥寺店
2025年11月7日(金)〜11月24日(月・祝)の期間、吉祥寺店にて今年で5回目の開催となる「Vintage Lisa Larson Fair 2025」をおこないます。
昨年、惜しまれつつこの世を去ったスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソン。
彼女が生み出した動物や人々、陶板の作品には、今も変わらないあたたかさとユーモアが息づいています。私たちがこのフェアを続けてきたのは、その魅力を心待ちにしてくださる方々がいて、そして何よりリサの作品が人の心をやさしく豊かにしてくれるからです。
今回も、ヴィンテージの名作からレアピース、ユニークピースまで、特別なコレクションを一堂に展示・販売いたします。18日間限定のこの機会に、リサの作品と過ごすひとときをぜひお楽しみください。
CONTENTS
- ≫ 300点を超えるヴィンテージコレクション
- ≫ バイヤーに聞く、今回の注目作品は…?
300点を超えるヴィンテージコレクション

動物と人々
リサ・ラーソンの代名詞ともいえる、あたたかみあふれる動物や人々の作品。
まるで絵本に登場するキャラクターのような特有の可愛らしさがあります。
どの作品にもリサのやさしいまなざしが込められており、時を経ても色あせない魅力を放ち続けています。

陶板
壁を彩る陶板は、リサのアーティストとしてのもうひとつの顔を感じさせる作品群。
大胆な構図や鮮やかな色使いは、空間を一変させる存在感があります。
置物とはまた違う表現の広がりは、リサが手がけた創作の多彩さと奥行きを感じさせてくれます。
バイヤーに聞く、今回の注目作品は…?
今回のフェアで出会える数々の作品のなかから、バイヤーが選んだ注目の4作品をご紹介します。
見どころや背景を知ることで、作品の楽しみ方がさらに広がります。

トリップ・トラップ・トロル/Tripp Trapp Trull
ゲームのコマをモチーフに1968年にデザインされ、1972~74年の3年間のみ製造された希少なネコのシリーズ。シマシマの模様と、ニンマリした表情がかわいすぎる逸品です。
トリップ(小)トラップ(中)トロル(大)と3兄弟を並べてあげるとさらにかわいいのでオススメです。
こちらのトロル(大)は、1974年のコンペで賞をとったときの記念品といわれている超レアアイテムで、通常のモデルとはディテールが大きく異なります。

長くつ下のピッピ/Pippi
アストリッド・リンドグレーンによるスウェーデンの子ども向け小説「長くつ下のピッピ」の主人公「ピッピ」のフィギュアです。
細部までディテールにこだわった作りが素晴らしく、ヴィンテージ・リサラーソンの作品群の中でも特に人気が高いアイテム。
リサがつくったピッピは、1969年のテレビ番組シリーズで最初にピッピを演じた子役「インゲル」に
よく似ていると言われています。

ユニークピースのサイ
リサが2000年代初頭に自身のアトリエでハンドメイドでつくったサイのオブジェ。
ドットとストライプの模様が入っていて、まるでお洋服をきているかのようなユニークなデザインが魅力的です。
世界にひとつしか存在しない、ユニークピースのアイテム。博物館での企画展に展示されるレベルの大作です。

スザンナ/Susanna
リサが3人の子供たちを産んだのとほぼ同時期に「ラーソンの子ども」シリーズが誕生しました。
リサの娘にちなんで名づけられた「ヨハンナ」をはじめ、6人の子どもが存在しますが、こちらの「スザンナ」だけは超希少アイテムなのです。
リサは、‟子供が小さい腕をめいっぱい伸ばすかわいらしいしぐさ”を表現したのですが、腕が短いことで、当時問題になっていた「サリドマイド事件」を人々に連想させてしまう結果を呼び、すぐに生産終了になってしまったのが原因と言われています。
昨年の様子を振り返る
300点以上の作品が一堂に集まるので、圧巻の景色。
貴重な作品を実際に手に取って、購入までできるというスペシャルな期間です。
毎年多くのお客様にお越しいただき、リサや彼女の作品について語る場として、私たちもとても楽しみにしているイベントです。




リサ・ラーソンを知る
Designer
リサ・ラーソン/Lisa Larson
(1931 – 2024)
スウェーデンのスモーランド地方・ハルルンダ生まれ。
大学卒業後、スティグ・リンドべリ/Stig Lindbergからスカウトを受け、当時スウェーデン最大の陶芸制作会社であったグスタフスベリ社に入社。
卓越したデザイン力で表現する動物や人間のオブジェに、愛情あふれる眼差しや、時に鋭いメッセージを忍ばせたりして、数多くの作品を生み出してきたスウェーデンを代表する陶芸家です。
代表作品
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1956年 「LILLA ZOO(小さな動物園)」シリーズ
初の量産化シリーズ。スティグ・リンドベリがリサの4本足のネコを手にし、「これをもう少し展開してみるのはどうか」と提案したことから端を発した最初のシリーズ。
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1958年 「STORA ZOO(大きな動物園)」シリーズ
「大きな動物」といっても、ネコやロバまでも入った不思議なラインナップのシリーズ。今回のフェアではシマウマなどレアな作品も揃います。
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1965年 「AFRIKA」シリーズ
ライオン、ゾウ、タイガーなどで構成されたシリーズ。代表作ともいえるライオンは、日本市場でのリサ人気が爆発するきっかけとなったもの。
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1972年 「KENNEL」シリーズ
犬の表情やフォルムなど特徴がよく捉えられたシリーズ。リサはこのシリーズ以外にも多くの犬のオブジェを手がけました。
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1977年 「SKANSEN」シリーズ
スウェーデンの「SKANSEN/スカンセン」という名前の動物園にいる動物たちをモチーフにしたシリーズ。
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1979年 グスタフスベリを退社。
フリーデザイナーとしてRORSTRANDやJIE、WWFなどとコラボし、希少なアイテムが生まれた時期。
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1992年 ケラミックステュディオンを設立。
グスタフスベリ社時代の製品を復刻するため、リサと複数人の仲間たちで設立。熟練した職人がひとつひとつ忠実に再現を行っています。
開催概要
【開催期間】
2025年11月7日(金)~11月24日(月・祝)
【会場】
freedesign 実店舗
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-2-2F
営業時間:11:00-19:00
無休
【ご来店に関する注意事項】
※展示会期終了後に発送させていただく商品もございます。予めご了承ください。
※会期中は、多くの方のご来店が予想されるため、お並びの人数によっては開店時間を繰り上げる可能性がございます。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
※周辺店舗様のご迷惑にならないよう、当店階段下より先のお並びはお断りしております。
※店内が混雑してしまった場合には、ご入店を制限させていただく場合がございます。ご不便をおかけすることになり誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解のうえ、ご容赦いただけますようお願い申し上げます。
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