
2026.9.25
僕たちの旅日記
– 2026 ヴィンテージ買い付け編 –
幾度となく訪れた場所、だけど毎回新しい発見やワクワクする出会いがある。そんな旅の様子を、たっぷりの写真とともに数回に分けてお届けします。
第1回は、現地での買い付け編。
フリーデザインで扱う北欧のヴィンテージ食器や雑貨は、現地のアンティークディーラーやセカンドハンドショップなどから仕入れています。
今回は、とある買い付けの日の一日に密着。 古くて貴重なアイテムがずらりと並ぶ光景や、買い付けの裏側まで、現地の空気を感じながら時系列でご覧ください。

イカワ ユウタ珈琲と映画と音楽をこよなく愛す1児の父。人をクスっとさせることに生き甲斐を感じています。

イトウ アキラ7歳の娘と4歳の息子の2児の父。子どもと公園に行くことが毎週の楽しみ。毎晩の晩酌はかかせません。

きつね買い付けの旅に同行してくださった、WEBメディア“La La Finland”を運営するフィンランド在住のきつねさん。ここからはきつねさん目線でふたりの様子をお届けします。
9:00
LET’S GO!
とはいえ、お腹がすいていてはいい買い付けはできません。 そんなおふたりの強い味方が、スーパーマーケットにあるパンコーナー。スーパーだと侮ることなかれ、焼きたてふわふわのパンが売られているのです。
それぞれのお気に入り(井川さんはシナモンロール、伊藤さんはヴォイシルマプッラ)とコーヒーをさっと調達して、いざ出発!
移動時間を朝ごはんタイムに変えてしまう、さすがプロバイヤーの時短テクニックです。車内に香ばしい香りが漂い、一日が始まります。


10:00
FIRST SHOP
店内には所狭しと商品がいっぱい。棚だけでなく、床にもずらりと並んでいます。アラビアやヌータヤルヴィのヴィンテージ品をはじめ、雑多なさまざまなものが並ぶ中から、おふたりの確かな審美眼で選りすぐっていきます。
ふと店内を見回すと、バナナ箱がたくさん。フィンランドではヴィンテージ品を運ぶときや引越しのとき、バナナ箱がよく使われます。理由は、バナナの消費量が多いフィンランドでは、スーパーで無料で手に入ること。そしてとても丈夫で積み重ねてもびくともしない実用性の高さがその理由です。
さて、ここから宝探しのような、ワクワクを探す買い付けの旅が始まります。




12:00
SECOND SHOP
ここは広々とした店内に、何列もの棚がずらりと並んでいて、そこを一列ずつ丁寧に回りながらきらりと光るアイテムを探していきます。
驚いたのが、おふたりの決断力。
限りある時間の中で、長年の経験で培った知識を駆使して、即時に判断を下していくのです。 今回は、今まで仕入れたことがないレアなアイテムや、まだ挑戦したことがないテイストのアイテムまでたくさん仕入れていました。お客さまが手に取って楽しんでくださる姿を想像しながら、次々とカートに入れていきます。




14:30
LUNCH
そろそろお腹がすいたね、と道中のカフェへ。
ガラスミュージアムのすぐ隣にある、白いレンガに蔦が這うかわいらしいカフェで、軽く軽食を済ませます。
フィンランドのカフェで定番の、クロワッサンに新鮮な野菜やハム、チーズがたっぷりと挟まったパン。おにぎりのような感覚でサクッとお腹を満たして、エネルギーをチャージしたら、すぐ隣のミュージアムへと向かいます。





フィンランドの夏、マーケットやスーパーの近くに並ぶ真っ赤ないちご。短くて美しい季節がまたやってきたな、と感じられる風物詩です。フィンランドのいちごは、小粒でみずみずしく、とってもかわいらしいのが特徴。最高の季節の到来を噛み締めながら、ひと粒、またひと粒と口に運ぶ手が止まらなくなるおいしさです。
15:00
MUSEUM
今回はガラスミュージアムに立ち寄り、フィンランドのガラスアートの巨匠ティモ・サルパネヴァの展示や、フィンランドのガラス工芸の歴史をじっくりと学びます。
「ぼくはこれが好きだな」「いつかこれを買い付けたいね」と、仲睦まじく会話を弾ませていました。心からフィンランドのヴィンテージがお好きなおふたりの、北欧デザインへの愛とリスペクトがひしひしと伝わってきます。




16:00
THIRD SHOP
「これ、さっきミュージアムで飾られていたね!」と、釘付けになるおふたり。早速学びを買い付けに活かしている様子です。
ミュージアムでガラス越しに見た歴史ある名作に、まさかこんな場所で出会えるなんて。現地に足を運んでの買い付けならではのドラマチックな展開に、自然とおふたりの胸は高鳴ります。
タイミングよく雨も止んだので、名残惜しさを感じつつも次の街へと出発します。




18:30
FOURTH SHOP
閉店間際ということもあり、一段とギアを上げて、より効率よく店内を回っていきます。
買い付けは、まさに一期一会の連続。すでに買い付けたアイテムとのバランスも考えながら、おふたりの判断基準は常にひとつ、「フリーデザインのお客さまがワクワクしてくれるかどうか」。 疲れを見せるどころか目をキラキラと輝かせて、最後まで全力で宝探しを続けるおふたり。こうして重ねたいくつもの出会いがお客さまの手に届く日を心待ちにしながら、今日最後のお店を後にしました。




19:30
BOXES & PACKING
一日の終わりに、行きつけのホームセンターで、ダンボール箱をまとめて購入しました。大きくて頑丈なだけでなく、ミニマルで洗練されたデザインもおふたりのお気に入りポイント。
疲れた身体を休めたいところですが、あと一踏ん張り。調達したばかりのダンボール箱を使って、早速今日買い付けた分の梱包をします。 時間がないときは、道中で青空梱包をすることも。
こうして、長くて濃い一日がようやく終わりを迎えました。




華やかに聞こえる買い付けですが、実はそのほとんどが力仕事。それでも、ひとつひとつの出会いを心から楽しみながら、自分たちの目で選び抜いていくおふたりの姿が印象的でした。
次回は、そんなおふたりが買い付けの合間にヘルシンキを巡る一日に密着。実際に足を運んだ、お気に入りのスポットをご紹介します。
お楽しみに。
テキスト:きつね
東京都出身、2019年よりフィンランド在住。フリーランスのライターやバイヤー、コーディネーター等として日本とフィンランドを繋ぐ活動をする傍ら、自身のウェブメディアやインスタグラムでフィンランド生活やおすすめカフェなどについて発信している。お日さまとコーヒーと深夜ラジオがすき。
Website:https://lalafinland.com/
Instagram:@lalafinland
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Photo:1-3、6-8、10-13、16-18、20-22、25-26、28 by Kitsune
Photo:4、5、9、14、15、19、23、24、27 by Tanuki(ikawa&ito)
買い付けてきたアイテムはこちらでお披露目します!































