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北欧フィンランドを代表する作家トーベ・ヤンソンによって誕生した「ムーミン」シリーズ。誕生から75年経った今でも、世界中の人々を魅了し続けています。
児童文学として知られるムーミンですが、子どもだけではなく、世代や性別、国籍をも問わず、多くのファンがいるのも特徴のひとつ。小さい頃は、まずその愛らしい容姿に惹かれて夢中になり、大人になって物語を読み返してみると、人生を改めて考えてみたくなるような深く鋭い言葉が紡がれていることにハッとさせられることもしばしば……。

個性的なキャラクターや、物語の舞台となるムーミン谷、原作者トーベ・ヤンソン、心に刺さる名言など、知れば知るほど、ムーミンの魅力にハマってしまうはずです。ムーミンの世界を掘り下げて、その秘密に迫ってみましょう。

ムーミンと聞くとどんなキャラクターを思い浮かべるでしょうか。ムーミンパパ、ムーミンママ、親友のスナフキン、ガールフレンドのスノークのおじょうさん、物語を知らずとも、おなじみのキャラクターの名前なら分かるという人もいるかもしれません。
登場キャラクターの多さはムーミンの魅力のひとつ。みんなが知っているキャラクターから、1話にのみさりげなく登場するキャラクターまで、数えきれないほどたくさんの登場人物がいるのです。さらに、そのキャラクター一人ひとりの個性が強く、忘れられない印象を与えてくれます。

愉快で愛らしく、滑稽で時には憎らしい。「架空の物語の登場人物」と捉えるにはあまりにリアルで人間らしさ溢れるムーミンキャラクターたちをご紹介します。

他にも個性が光るキャラクターがいっぱい!

ムーミンたちが暮らす「ムーミン谷」は「どんなところよりも美しい場所」と言われています。
東にそびえる「おさびし山」の麓から流れる小川、西には大海原が広がり、北は松の木やポプラなどの針葉樹林に囲まれ、たくさんの大きな花が咲き乱れ、一日中鳥たちが美しい歌を歌う。そんないかにも北欧的な風景が広がるムーミン谷の中心に建っているのが、青い外壁に赤い屋根の「ムーミンやしき」です。

ムーミンパパが設計・建築したムーミンやしきは、だれでも、いつでも、気ままに出入りすることができる大らかな場所。訪れるすべての人にとって居心地の良い場所となり、ひっきりなしにお客さんがやってきます。

作者のトーベ・ヤンソンは「ムーミン谷に住んでみたい。そう思った瞬間、あなたはもうムーミン谷の住人なのです」という言葉を残しています。もっとムーミン谷のことを知って、一緒にムーミン谷の住人になってみませんか?

  • ムーミンやしき

  • おさびし山の天文台

  • 水浴び小屋

ムーミンと聞いて、連想するものは人それぞれでしょう。原作小説をあげる人もいれば、マグやステーショナリーといったキャラクターグッズ、はたまた、テレビアニメを思い浮かべる人も多いかもしれません。
1945年に児童文学書として誕生したムーミンの物語は、その後25年の歳月をかけて、9作の小説が生み出されました。その間に、イギリスの新聞でコミックの掲載がはじまり、ヨーロッパ中、さらには世界中にムーミンが知れ渡りました。その後、1960年代と1990年代に制作された日本のテレビアニメによって新たな世代のファンを増やしていったのです。

媒体によってさまざまな顔を見せてくれるムーミン。少しずつ印象が違うこともありますが、どれもムーミンの物語であることには違いありません。それぞれのムーミンの世界を知ることで、物語の奥深さに気が付くはずです。

小説

1945年に第1作目となる「小さなトロールと大きな洪水」が刊行されました。戦時中に日々の現実から逃れるため、トーベ・ヤンソンがこの想像上の物語を書きはじめたのがきっかけだそうです。その後、「ムーミン谷の彗星」、「たのしいムーミン一家」、「ムーミンパパの思い出」、「ムーミン谷の夏まつり」、「ムーミン谷の冬」、「ムーミン谷の仲間たち」、「ムーミンパパ海へいく」、「ムーミン谷の十一月」と全9作品のムーミン物語が発表されていきます。
ムーミンたちが繰り広げる愉快で楽しい出来事や、不思議な登場人物、時には生命をも脅かす大事件、キャラクターたちの内面の葛藤がトーベ・ヤンソンならではのユーモアあふれる文章と挿絵によって描かれました。
2020年の「ムーミン75周年」を記念し、翻訳を現代に合うように読みやすく改訂したのみならず、トーベ・ヤンソンの絵をさらに美しく再現した決定版が、昨年より随時リニューアル刊行され、75周年の2020年、全9冊が揃う予定です。

コミック

イギリスの新聞「イブニング・ニュース」紙で1954年から連載が開始されたコミック。皮肉が多分に含まれたユーモアセンスがある国民性や、ファンタジー文学が伝統的に浸透していたイギリスだからこそ、ムーミンは容易に受け入れられました。
この新聞での連載を皮切りに、世界的に有名なキャラクターとなったのです。 初回掲載から人気を博し、世界中の新聞が後に続きました。やがて約120社の新聞がムーミンコミックを掲載し、何百万人もの人々に読まれ、「ムーミン」は世界中に浸透していったのです。

コミックは短く端的でスピード感のある物語展開で、大人が読む新聞に掲載されたことから、内容も風刺的な表現が多く見られるのが特徴です。

絵本

トーベヤンソン自身がストーリーと絵を手掛けた絵本。小説のモノクロ挿絵とは異なり、水彩やガッシュなどを用いて、色鮮やかに表現しているのが印象的です。「それからどうなるの?」には、表紙の装丁に大きな丸い穴が空いており、その穴をくぐっていくことでお話がはじまります。中のページもいたるところがくりぬかれていて、次のページからキャラクターが覗いていたりとトーベ・ヤンソンの遊び心溢れるアイデアが感じられる作品です。

アニメ

1960年代に日本で世界初のムーミンテレビアニメが放映開始され、一大ブームを巻き起こしました。1990年代に入ると本国フィンランドのプロデューサーを迎え、第2段のアニメーションを制作。全世界での放映が次々とはじまり、新しい世代のムーミンファンが誕生するきっかけとなったのです。2019年にはフィンランドとイギリスの制作チームによってつくられた新作CGアニメーションも話題になりました。

トーベ・ヤンソン/Tove Jansson

(1914.8.9 - 2001.6.27)
本名:トーベ・マリカ・ヤンソン/Tove Marika Jansson
画家、小説家、ファンタジー作家、児童文学作家

トーベ・ヤンソンは 1914年にフィンランドの首都ヘルシンキに生まれました。「ムーミン」の生みの親として有名なトーベですが、元々は画家になるためにヨーロッパ各地で修行を積み、第二次世界大戦前後は政治風刺画家として活躍していました。また、ムーミンのような児童文学以外にも、大人向けの小説も発表していることはあまり知られていません。

父は彫刻家、母は挿絵画家という芸術一家の第一子として生まれたトーベ。幼いころから両親の友人たちや仕事仲間に囲まれて育ったことで、芸術と深い関りを持ち、その才能も早くから開花していきます。トーベの二人の弟たちも他の家族同様に芸術家としての才に恵まれ、上の弟ペール・ウロフは写真家として、下の弟ラルスは漫画家・作家になりました。ラルスは後に、トーベの手掛けていた「ムーミンコミックス」を手助けし、多くのストーリーと絵の両方を手掛けていきます。

登場人物の多くは、身近な人々をモデルにしています。ムーミンママとムーミンパパはトーベの両親が、トゥーティッキはパートナーのトゥーリッキ・ピエティラがモデルとなっています。また、トーベ自身の性格や特徴を反映させたキャラクターも多いのです。作者であるトーベ・ヤンソンを知ることこそが、ムーミンの世界をより深く知ることに繋がるはずです。

児童文学として書かれたムーミンですが、大人にも絶大な人気を誇っています。それは年齢を重ねたからこそ理解できる数々の名言が散りばめられているから。悩み、苦しみ、迷い……日々の生活の中でさまざまな困難と向き合わなければならない時は何度もありますが、ムーミンたちの言葉が支えになってくれるかもしれません。

“友だちが、いちばん好きなことをしながら生きていけるようになるって、すてきなことじゃない?”

小説「ムーミン谷の夏まつり」より ムーミンママ

“物なんて、心配と荷物を増やすだけ。第一に気が重くなるでしょ。それに旅行かばん。持ち歩くのはまっぴら”

コミック「ムーミン谷に彗星がふる日」より リトルミイ

“大切なのは自分でしたいことを、自分が知ってるってことだよ”

小説「ムーミン谷の夏まつり」より スナフキン

“きっと嵐って、朝日がそのあとにのぼってくるためだけにあるんじゃないかなあ”

小説「ムーミンパパの冒険」より ムーミンパパ

“なんだってできるわ。だけど、なにもやらないでいましょ。ああ、なんだってできるって、なんて素敵なことなの!”

小説「ムーミン谷の十一月」より ミムラ

知れば知るほど惹きこまれるムーミンの世界。キャラクターへの愛着もより一層深まっていきますよね。ムーミンアイテムを身近に持っておけば、ふとした瞬間にムーミンの物語に思いを馳せる癒しの時間を過ごすことができるはずです。
ムーミンの世界に魅了された方におすすめしたい、ムーミンアイテムをご紹介します。

ムーミンマグ(アラビア)

ムーミンと同じフィンランドの陶磁器メーカー「アラビア/ARABIA」とのコラボレーションで誕生。1990年の発売以来、毎年のように新たなデザインが発表されています。無駄のないシンプルなデザインのティーママグに、おおらかであたたかな世界観のムーミンの絵柄が大胆に施されています。

ムーミン限定マグ(アラビア)

毎年夏と冬に発売される“季節限定マグ”やトーベ・ヤンソン生誕100周年、ムーミンバレーパークオープンなどを記念してつくられる“アニバーサリー限定マグ”など、ファンにはたまらない絵柄が施された限定マグ。原作の一場面を切り取ったようなデザインなので、ムーミンの世界感をより感じることができます。