2022.10.1 up

「北欧に学ぶ、夜の過ごし方」

緯度の高い北欧諸国では、日中でも薄明か、太陽が沈んだ状態が続く「カーモス(極夜)」という現象が起こります。1年で一番日の短くなる時期は、薄明るい時間がたった7時間ほどしかありません。さらに夏に比べて曇りの日が多いことも重なり、冬の時期の日差しは大変貴重なものなのです。
このように北欧諸国の冬の夜はとても長いですが、北欧に暮らす人々は夜を快適に過ごすために、さまざまな工夫を凝らしています。そこには、私たち日本人の生活にも参考になることがたくさんありそうです。

ここでは、東京の会社に勤める、とある女性の夜の過ごし方をご紹介します。忙しさに奔走しながらも、北欧をヒントに、いつもの夜を特別な時間に変えて、くつろいでいるようですよ。是非、皆さんもリラックスしながらご覧ください。


最後に立ち止まったのはいつだろう。
ふと振り返ってみると、仕事や家事に追われて、ゆっくり休んだのは遠い記憶になっている。
そんな風に感じていたとき、同僚から北欧諸国の「カーモス」の過ごし方について、興味深い話を耳にし、はっとさせられた。
1日ゆっくり休むことが難しくとも、1日の終わり、夜のひとときだけは、自分を取り戻す時間がつくれるかもしれない。そう思ったら、早く実践してみたくなって、帰宅路も自然と早足に……。

19:00

I’m bushed...

この時間の東京の下り電車はいつもすし詰め状態……。今日はトラブル続きで、お昼もまともに食べられなかったなぁ。それに加えてこの満員電車。これが追い打ちになって今日のライフポイントはすっからかんだ。
最寄り駅に降り立って帰宅を急いでいると、ふと店の明かりが目に入った。あんなところにお花屋さんができてる! 店先に飾ってあった花束を手に取ると「オープン記念です」と言って少しサービスしてくれた。

20:00

I’m Home...

「ただいま」と玄関をあけて、一息つく暇もなく夕飯の準備に取り掛かる。簡単なものだけど、器に盛り付けるだけで、満足度は上がる気がする。食べ終わったら、片付けをして、明日の準備も終わらせておく。面倒に思うときもあるけど、そうしておけば明日の自分に褒めてもらえるのだ。日中の仕事の忙しさも相まって、今日はなんだかヘトヘト……。でも、お花屋さんで買ってきた花を生けたら、少しだけ気分が上昇。

北欧の豆知識「ワークライフバランス」
北欧の人々も日本人と同じように、堅実で勤勉ですが、働きすぎないというところは大きく異なる点。休憩をしっかりとり、残業はせずに定時に仕事を終わらせます。家に帰って家族と過ごす時間や、自分のための時間をとても大切にしているのです。ワークライフバランスの先進国として世界の見本となっています。

21:00

Relax time

すべての家事仕事を片付けて、さぁこれからは私を取り戻す時間だ。まずは部屋の照明を消していく。仕事モードの私も一緒にOFFにしているみたい。キャンドルに火を灯す瞬間は癒し時間のスイッチをONにする合図。色とりどりのキャンドルホルダーの光が揺らめいて、いつもの見慣れた部屋が幻想的な空間に……。

北欧の豆知識「キャンドル」
日照時間が短い冬の北欧では、日光を浴びる時間が限られています。そのため、気が滅入る人や体調を崩す人が多くなるそうです。現地で暮らす人にとっては、寒さよりも暗さの方が辛いという声も。そんな暗くて長い夜を少しでも温かい気持ちで過ごすために、北欧の家庭はキャンドルが生活の一部になっています。昼でも薄暗いことは珍しくないため、夜だけでなく、日中もずっとキャンドルを灯している日もあるのだとか。キャンドルの消費量が世界1位というのも納得です。

キャンドルホルダー(fresco×free design) 大阪に工房を構えるハンドメイドのガラスブランド「フレスコ/Fresco」につくっていただいた、フリーデザインオリジナルのキャンドルホルダー。職人の手によって、ハンドブローでつくられており、一つ一つ色の表情が違うところも魅力的。「北欧の自然を映し出すキャンドルホルダー」をテーマに、全6色をラインナップ。炎の揺らめきとガラスの濃淡がつくる美しい陰影が、北欧の雄大な自然を思い起こさせてくれるはずです。

22:00

Night Fika

癒しの空間をつくったら、お気に入りのコーヒーを淹れる。コーヒーの香りが部屋に広がっていくのも好きな時間のひとつ。ゆっくりとお湯を落とし、粉がもこもこと膨らむ様子を眺めていると、頭の中が無になっていく。
コーヒーをお供に、友達にすすめられた本を読むことにしよう。物語の主人公に感情移入して、喜んだり、怒ったり、涙を流したり。物語の中に入り込むと、たくさんの刺激をもらえるからやめられない。

北欧の豆知識「コーヒー」
1人当たりのコーヒー消費量が世界トップクラスというほど、北欧の人々はコーヒーが大好き。コーヒーブレイクを意味する「Fika/フィーカ」や「Kahvitauko/カハヴィタウコ」は、労働者の権利として認められており、仕事の合間にかならずコーヒーを飲みながら仲間と語らう時間が設けられています。

スカンジナビアン コーヒー(IFNi ROASTING&CO.×free design) 静岡のカフェ&ロースター「イフニ ロースティング&コー」さんの協力で実現した、フリーデザインのオリジナルブレンド。北欧のように甘いものを食べながらくつろぐ時間を過ごして欲しいという想いから、ほっと一息つく時間のきっかけとなるような美味しいコーヒーをつくりました。ラインナップは、昼と夜をイメージした2種類。フィンランド語で月を意味する「クー/Kuu」は、夜のおやつ時間にも、安心してコーヒーが飲めるようデカフェでつくっていただきました。一般的なデカフェのイメージとは一線を画す深い味わいが特徴です。

22:15

Reward myrself

今日1日頑張った自分にご褒美をあげちゃおう。青い器に星形のクッキーをのせたら、私だけの小さな夜空の完成だ。見た目にも可愛くて、食べる前から楽しい気分になる。こんな時間に食べるのは、ちょっぴり罪悪感もあるけれど、それもまたご褒美のスパイスになったりして。それでも、やっぱり健康には気を付けたくて、身体に優しい素材を使ったものをチョイス。口に広がる甘美な味わいを噛みしめたら、「明日も頑張ろう」と活力が湧いてくる。

たった数時間だけだったのに、自分の好きな空間をつくって、のんびり過ごすだけで、なんだかとっても充実した気持ちになれるなんて不思議。北欧の過ごし方を教えてくれた同僚に感謝しなくちゃ。そうだ、明日会社で会ったら、写真を見せて、今日の話をしよう。
さぁ、明日も仕事を頑張るぞ。さて、そろそろキャンドルのあかりを消して、ベッドに入ろう。


明日も素敵な1日になりますように……。

ページで紹介したアイテムは、当店の16周年記念アイテムとして販売します。
くつろぎの時間を彩ってくれるアイテムと共に、素敵な夜をお過ごしください。