
2023年3月3日(金) 〜 3月12日(日)@free design吉祥寺店
free design 吉祥寺店では、2023年3月3日(金)〜3月12日(日)の期間、「ヴィンテージ ティーマ フェア 2023」を開催いたします。
北欧食器の中で、最も人気があると言っても過言ではない「ティーマ」シリーズは、"フィンランドの良心" と称されるデザイナー、カイ・フランク(1911-1981)の代表作の一つ。誰にとっても使いやすく、見た目にも美しいぬくもりのある食器を追求し、デザインされました。その誕生は、第二次世界大戦後間もない1952年にデザインされた「キルタ/KILTA」シリーズがもとになっています。当時では珍しかった丸や四角といったシンプルな形、スタッキングして収納することまで考え抜かれた万能なテーブルウェアとして生み出され、現在は「ティーマ」と名を変え、70年以上経った現在も世界中で愛用されています。
この度、吉祥寺店で開催する「ヴィンテージ ティーマ フェア 2023」では、マグやカップ&ソーサーを中心に、400点以上を展示・販売いたします。
現在は製造されていないアイテムやカラー、希少な「キルタ」時代のアイテムなど、掘り出し物が見つかるチャンス。時を超え愛され続けるティーマの魅力を存分にお楽しみください。もちろん現行のティーマも並ぶので、組み合わせてコーディネートするのもおすすめ。
たくさんのアイテムが一堂に集まるまたとない機会ですので、ぜひ期間中に足を運んでみてください。
現在取り扱いのない形・カラー
今ではつくられていないアイテムやフォルム、カラーがたくさんあります。 時代に合わせて色も形も少しずつ変化していますが、基本的なデザインの理念は変わらないので、年代の違うものや現行品と合わせてもしっくり馴染みます。
キルタ/KILTA
フィンランド語で「ギルド(組合)」という意味を持つ「キルタ」。
ものづくりは一人で行っているのではなくチームによるもの、と考えたカイ・フランクによって名づけられました。
「KILTA GLAZE」と呼ばれる独自の釉薬により、濃淡のある優しい風合いで、縁の部分が淡く、白っぽいのが特徴です。量産品ですが型の出来などによって個体差があります。
イエロー
日本で最も人気のあるヴィンテージティーマのカラーが「イエロー」。温かみのある色味が食卓を華やかに彩ります。
2005年に廃盤になってから、不定期で生産されていました。釉薬がなくなってしまったため同じ色でつくる事ができなくなってしまい、入手するのが難しくなってしまったカラーです。
バックスタンプ
オーブンが使えることを伝える「KILTAロゴ」、"王冠ロゴ" と呼ばれる「ARABIAロゴ」、
ARABIAからiittalaへ移行時の「iマーク」と「ARABIA」が並記されたロゴなど、
バックスタンプからも時代を感じることができます。かすれて消えてしまっているのも味わいがあります。
フォルムの違い
「キルタ コーヒーカップ&ソーサー」(右)と「ティーマ コーヒーカップ&ソーサー」(左)。
キルタ時代は上部に向けて広がりがある形ですが、ティーマになってからは、ストンとストレートに近い形に。
フォルムの違いを楽しむのも◎。