フィンランドの食器ブランド「アラビア/ARABIA」の人気シリーズである「パラティッシ/Paratiisi」。その名は知らずとも、器全面にのびのび描かれたたわわな果実や草花の絵柄をどこかで見かけたことがある人は多いはず。そのパラティッシの誕生50周年を記念して復刻されたのがこの「スンヌンタイ/Sunnuntai」です。
パラティッシやスンヌンタイをデザインしたのは『デコレーションの王様』と称されたデザイナー、ビルガー・カイピアイネン。繊細で気品ある印象のパラティッシとは対照的な、グラフィカルでおおらかな印象のスンヌンタイ。70年代の発売当時にはアラビアの食器シリーズの中でも売上上位3位以内に入るほど人気のシリーズでした。
スンヌンタイのボウルは適度な深さと安定感のあるフォルムでいろいろな料理を盛りつけたくなります。サラダやヨーグルト、煮物、具沢山のスープなどを盛って、食べすすめていくとご機嫌な花柄が見えてくるという、心踊る演出をしてくれる器です。
ちなみにスンヌンタイとはフィンランド語で『日曜日』の意味。ウキウキとした気分を盛り上げるデザインは、おもてなしをする特別な日はもちろん、毎日の食事でテーブルの主役を務めてくれる欠かせない存在になるはずです。