スティグ・リンドベリやリサ・ラーソンといった優れたデザイナーを多く輩出したことで知られる陶磁器ブランド、「グスタフスベリ/GUSTAVSBERG」は、現在でも日本はもとより世界中にファンが多くいます。
1970年代に一度は生産が途絶えましたが、愛好家の声に応えるかたちで復刻。50年前とほとんど変わらない工程で手作業によってつくっているため、今でもなお希少性の高いコレクターズアイテムです。
その代表的デザイナー「スティグ・リンドベリ/Stig Lindberg」が手掛けたプレート。奇をてらわないシンプルなフォルムに、一度見たら忘れられない不思議な魅力のあるデザインが映えます。
18cmと22cmと、どちらも使いやすい2サイズ展開です。手に持つと、意に反して重量感と安心感。ケーキ皿や大きめの取り分け皿として活躍する18cm。オムレツや色鮮やかなキッシュをのせたい22cm。サイズ違いを重ねてみれば、素敵なディナーの演出もできます。
食卓の上でも、食器棚に立て掛けても空間を軽やかかつ鮮やかに引き締めるのがリンドベリのデザインの魅力。食器として使わないときは、飾ってその存在感を確かめてください。
■ベルサ/BERSA
1960年に発表された、リンドベリの代表作とも言えるデザイン。ベルサとは葉っぱを意味するのだそう。繰り返される模様の中に生き生きとした植物の息吹を感じさせる、飽きのこない柄は、定番でありロングセラーでもある所以です。
■アダム/ADAM
1956年に発表された人気シリーズ。規則正しい丸の羅列は数学的で、日本であれば丸紋なのですが、やはりドットと呼ぶのがしっくりくる感じ。男性にもファンが多いので贈り物におすすめです。
■スピサ・リブ/SPISA LIBB
1955年にスウェーデンのヘルシンボリで開催された「H55展」で発表されたシリーズ。白地にいく筋もの線が縁取るデザインは日本にもあるようで、やはり北欧の香りがするのが不思議。縁を引き締める太めのラインがポイントとなって、普段の食卓にもシックに調和します。
■アスター/ASTER
菊の花をモチーフとしたアスターシリーズは、レッドとブルーの2色展開。ポップとも形容できるデザインは、日本におけるしっとりとした菊のイメージをさらりと覆して、軽快です。こっくりと濃い赤と青は、対にして並べるとその色合わせが目を引きます。贈りものにも喜ばれること間違いなしです。
■プルーヌス/PRUNUS
1962年に発表。はち切れそうな青々としたプラムが並んだ、日本で特に人気が高いシリーズ。使う人をワクワクさせるデザインは、スティグ・リンドベリならではです。
■ブラックサーリックス/BLACKSALIX
ラテン語で「柳の葉」を意味する「サーリックス」。モノトーンでグラフィカルなデザインは、1954年、展示会で発表されて以来、多くのファンの心を捉えています。
■チュールチュール/TURTUR
葉っぱも枝も、全てが呼吸しているかのように活き活きと描かれたシリーズ。生産期間は1972年から2年間のみと、もともと生産量の少なかった本作は、復刻版でもなお希少なアイテムです。