たくさんのカーブからなる美しく独創的なフォルムの「172A ペンダント」。レ・クリントの名作として世界中で愛されています。
規則正しく波打つデザインは、「サインカーブ」と呼ばれる数学的な要素をモチーフにしたもの。明かりが灯ると、折り目にそって美しい陰影があらわれます。
約0.5�圓箸箸討盞變未如�天井への設置も苦になりません。
50年以上も前に生み出されたとは思えないほどモダンなデザイン。シェードを通したほのかな明かりが、空間をドラマティックに演出してくれます。
free design 吉祥寺店の店内でも実際にご覧になっていただけます。
見れば見るほど不思議なかたち
曲線をまとったペンダントライト
172A ペンダント サイナスライン（レ・クリント）
天井から吊り下げられた、いくつもの曲線からなる白い球体。デンマークの照明器具ブランド「レ・クリント／LE KLINT」の「172A ペンダント」は、まるでオブジェのような芸術性の高いペンダントライト。その美しいフォルムで多くの人々を魅了し、さまざまな空間を照らし続けてきました。
1943年に創業したレ・クリントですが、そのきっかけは1901年までさかのぼります。ブランドを設立したターエ・クリント／Tage Klint（1884-1953）の父で建築家のP.V. イェンセン・クリントが、自宅のランプの明かりを調節するために、日本の折り紙をヒントにつくったプリーツ状のランプシェードがことの始まりでした。
直線的に折られたプリーツが特徴だったレ・クリントに、曲線的なデザインを提案したのが、ポール・クリスチャンセン／Poul Christiansen（1947-）です。彼は、数学の関数のグラフでみられる「サインカーブ」の曲線をデザインに取り入れることを考え出し、試行錯誤の末に、シートをカーブのかたちに折る方法を開発しました。クリスチャンセンがデザインしたシェードは、「サイナスライン／Sinus Line」と呼ばれ、レ・クリントが世界的に知られるきっかけとなりました。