いたずらっぽい瞳と少し開いた口元、今にも話しだしそうな表情でちょこんと座るのは、かつて、フィンランドのノルディア銀行のノベルティとしてデザインされた、シロクマの貯金箱。こちらは、背中からコインを投入し、底面から取り出す仕組み。取り出し口には鍵が付いています。
当時、簡単に貯金箱を開けないよう、鍵は銀行が預かっていました。子ども達は一生懸命コインを貯め、いっぱいになるとシロクマをかかえて銀行へ。そんな微笑ましいストーリーのあるすてきなノベルティです。生産終了となった今なお、人気は衰えません。そんな理由から、現在出回っているヴィンテージ品にはほとんど鍵が付いていないのですが、こちらでご紹介するのは、日本のメーカーが当時生産していた工場にお願いして作った再生産品。しっかりと鍵付きです。
大人が手にしても甘すぎない、デザイン性の高いシロクマ貯金箱。ヘソクリを貯めてもよいですし、インテリアのオブジェとして、戸棚や棚板の上に座らせたり、本棚の隙間から除かせたり。ユーモアのある配置を心がけてあげてください。
お子様へのプレゼントの際には、是非ノルディア銀行にならって、鍵は親御さんが預かってあげてくださいね。