スウェーデン南部のスモーランドで100年以上続くガラスメーカー「スクルーフ/SKURF」。そんなスクルーフが製造する「バイヤ/Balja」シリーズのグラスは、スウェーデンを拠点に活躍するデザイナー「カリーナ・セス・アンダーソン/Carina Seth Andersson」によるデザイン。ぼってりとした厚みのあるガラスとコロっとしたフォルムが特徴的です。
伝統の吹きガラス製法によってひとつひとつ生み出されるグラス。かたちを均一に整える研削などの後処理が行われないことで、同じシリーズでもすべてが微妙に異なり、縁の高さや表面のうねり、製造時に吹き竿から取り外した時にできる底面の突起など、それぞれに違った個性が宿ります。しかしそれこそが職人の手仕事の証であり、無機質なマシンメイドには無い味わい深い魅力となるのです。手に取ると、その存在感に一瞬にして愛着が湧くでしょう。
スウェーデン語で「桶」を意味するバイヤは、口径が広いので色んなシーンで活躍してくれます。大きなかち割り氷がすっぽり入るので、オンザロックでお酒を楽しむのにぴったり。厚みのあるガラスがカランカランと心地良い音を響かせてくれます。またヨーグルトやシリアル、フルーツ、アイスクリーム、ゼリー、冷製スープなどを盛り付けるカップとしても使えます。蕎麦猪口として使うのも清涼感があっておすすめ。使い勝手が良いので出番も多くなりそうです。
昔ながらの製法で生み出され、あえて職人の手跡を残した姿が美しいこのグラスは、懐の深い頼れる相棒のような存在です。