「陶器の町」として有名な、スウェーデンのグスタフスベリ地区に工房を構える陶芸作家、ヨナス・リンドホルム/Jonas Lindholmが手掛けた「ホワイトライン/White Line」シリーズのボウルは、本国だけでなく日本でも人気の高い器です。
丸みのある胴から底面にかけてすぼまった、日本の「お茶わん」のようなかたち。けれど、ご飯を盛るお茶わんにしては、Sサイズでは少し小さかったり、Mサイズではちょっと大きかったり、一瞬どう使おうと考えてしまいますが、実際に使ってみるとその使いやすさに驚きます。
Mサイズはスープなど汁気のある食べ物はもちろん、盛りつけるだけの簡単な丼ものにぴったり。パッと見はスマートですが、深さがあるので見た目以上にたっぷり入ります。Sサイズは、和え物やお浸しなどの副菜やカットしたフルーツ、ヨーグルトなど、ちょっとしたものを入れるのに何かと活躍してくれます。小ぶりなSSサイズはお菓子やおつまみなどをざっくり盛るだけで、魅力的にしてくれます。
この3種類のボウルがあれば、どんな料理がきても安心。どのサイズも持っていて損のない、頼りになる存在です。
まるで琺瑯のような混じり気のない白色に見えますが、よく見ると釉薬のかかり具合によって素地が見えていたり、たまりができているなど、手仕事の跡が見てとれます。手にとって眺めるたび、様々な表情を見せてくれるので、毎日食卓に並んでも飽きがくることはありません。長く大切に使っていきたくなる器です。