フランスを代表する刃物の産業地として有名な町、ティエール。この町では数多くのステンレス製品が製造されています。そのティエールに拠点を置く1920年創業の「ジャン・デュボ/Jean Dubost」社の「ライヨール/Laguiole」シリーズのカトラリー。国内外のレストランをはじめ、一般家庭でも使われるなどして愛され続けています。
ライヨールという名前は、フランス南部にあるライヨール(ラギオール)村のこと。この村でかつてつくられていた折りたたみ式のポケットナイフが、のちに刃物の町ティエールで製造されるようになりました。 また、ライヨール シリーズにつけられているミツバチのエンブレムは、ナポレオン時代に戦場で活躍したライヨール村出身の兵隊を讃えるため、ナポレオンの紋章にあしらわれていたミツバチのマークをつけたことが由来になっているのだそう。「ライヨール」と謳った製品が主にティエールでつくられるようになって200年以上経ちますが、ライヨールの誇りともいえるエンブレムは健在です。
手に取った時、その持ちやすさに驚きます。持ち手の中心は太く、先が細くなっています。また、一般的なステンレスのカトラリーに比べて、持ち手が厚くつくられているため隙間が少なく手にしっかりフィットするのです。
メインディッシュに活躍する「テーブルスプーン」、「テーブルフォーク」はサイズが大きめなので、汁物を多くすくうことができたり、パスタをたくさん絡め取ることも。「ティースプーン」や「デザートフォーク」は、ヨーグルトや果物、デザートを食べるときなど様々な場面で活躍します。「イングリッシュナイフ」は鋭い波刃が、ウェルダンで焼いたステーキもキレイにカットしてくれます。「バターナイフ」は刃がついているので、バターを塗るだけでなく、チーズや果物をカットすることもできます。
そして、テーブルに並べれば、いつもの食卓が上質で優雅な印象に。グラノーラやカレー、パスタにステーキ。ジャン・デュボのライヨール カトラリーは食事の時間をより楽しみにしてくれる存在になるはずです。