希少な樹種や、樹齢が高いもの、木目が美しく観賞価値が高い木のことを「銘木」といいます。そんな貴重な木材を使用してつくられた箸が「めいぼく箸 たがね」。同じく銘木を素材とした「銘木椀」を手掛ける「薗部産業(そのべさんぎょう)」が製造しています。木肌が美しく、持ったときには優しく手にフィットして、気持ちよく料理を口に運ぶことができます。
サイズは約21cmの「中」と約23.5cmの「大」の2種類。中は子ども用やお弁当用に、大は大人用として使い分けることができます。
使われている樹種は「桜(さくら)」、「楓(かえで)」、「楢(なら)」の3種類。桜は赤みがあり深い色合いです。そして木目が伸びやかで落ち着いた印象。しっとりとした柔らかい触り心地も特徴です。楢は硬質で乾いたような質感。木肌の表情が豊かで滑りにくく、線状の木目が目を楽しませます。肌色のような色味は楓。桜と楢の中間のような堅さでさらさらとした触り心地です。明るい色味なので洋食器との相性も抜群です。
桜と楢は同ブランドの銘木椀にも使われているので、お椀と合わせて使うと統一感があり、よりその木の魅力を楽しむことができます。
持ち手の形状は適度な太さのある四角。面に沿って指が添えられ、しっかり料理を掴むことができます。角は落とされているので、指が痛くなることもありません。
デザインのアクセントになっている天(頭の部分)は、「たがね」という金属や石を加工するときに使う工具の刃のかたちをしており、名前の由来にもなっています。ヘラとして使ったり、型崩れしやすいものをすくったり、盛りつけ箸のように使うことができます。
そして表面はウレタン塗装。水分の染み込みを防ぐので、気軽に扱うことができます。
また使っていくうちに味わいのある深い色味に変化していくので、木製ならではの経年変化も楽しめます。
食事をするときに最も身近な存在の道具である箸。長い年月を経て育った銘木の魅力や使い心地のよさを、日々の食事と共に楽しんでください。