マリメッコの定番がま口ポーチ。パチっと小気味よい音を立てて開閉するがま口は、そのレトロかわいさから、日本独自の服飾品かと思っていたら、実は100年以上前にヨーロッパからもたらされた舶来品だったのだとか。
ならば、しっくりくるのも不思議ではないのです。マリメッコのテキスタイルとがま口。
どれも薄手のコットン100%。裏地つきですが、マチもなくかさばりません。
かたちは3種類。コインケースとして。ちょっとしたお出かけ時には交通系カードやお札も折って入れて財布代わりにできる手の平サイズの「ピエニクッカロ/Pieni Kukkaro(小)」。
細長いかたちが眼鏡入れやペンケースにぴったりな「シルマラシクッカロ/Silmalasi Kukkaro(長方)」。
コスメポーチやバッグインバッグとしても頼りになる大きさの「プオリカスクッカロ/Puolikas Kukkaro(大)」。
がま口部分がしっかりとした金具なので、バッグの中で押しつぶされても、かたちがくしゃっとならないのが良いところ。口は180度以上ぱっくり開けておくことができるので、化粧道具など中身が見える状態で、開けたまま使えるのが便利です。
定番の人気柄がシーズン毎に入れ替わり、コレクションする楽しみも加わります。
■ウニッコ/Unikko(ケシの花)
マイヤ・イソラ/Maija Isolaが1964年に発表し、現在ではマリメッコだけでなく北欧を代表するデザインとなった「ウニッコ」。大きな花びらをもつケシの花をイメージした、元気で明るいデザインになっています。ウニッコの柄を少し小さくした「ピエニ ウニッコ/Pieni Unikko」、さらに小さい「ミニ ウニッコ/Mini Unikko」、それよりさらに小さい「ピックイネンウニッコ/Pikkuinen Unikko」などサイズによって呼び方が異なります。
■ラシィマット/Rasymatto(使い込まれたラグ)
抽象的な円形の羅列によって表現されるシンプルでスタイリッシュな世界観が特徴の「ラシィマット」。マイヤ・ロウエカリにって2009年にデザインされ、ファッションからインテリアやテーブルウェアなど幅広いアイテムに展開されています。
■ラカスタ/Rakastaa(愛してる、愛してない)
1972年にマイヤ・イソラによって発表され、フィンランド語で「愛してる、愛してない」という意味を持つ「ラカスタ」。デイジーの花びらで花占いをするイメージを遊び心溢れるタッチで描いた作品です。
■タフティニーッティ/Tahtiniitty
星の草原という意味を持つ「タフティニーッティ」。ロッタ・マイヤ/Lotta Maijaによるデザインで、そよ風に揺れる花々に着想を得て、表情豊かな愛らしい花畑が描かれています。
■ピックレンピ/Pikkulempi
ヘルシンキを拠点に活動する日本人テキスタイルデザイナーで陶芸家の石本藤雄によるデザイン。ミントグリーンの小花が優しく描かれた「ピックレンピ」。可憐な草花が愛らしく咲くデザインは、爽やかな印象です。