極シンプルながら、使い手に寄り添い考えられたデザインと、機能性の高さが魅力の「ティーマ/Teema」シリーズは、フィンランドのメーカー「イッタラ/iittala」の中でも絶大な人気を誇るロングセラー商品です。
デザインしたのは「フィンランドデザインの良心」として知られるカイ・フランク(1911-1989)。第二次世界大戦後間もないとき、それまで一般的だった、“ディナーセット=豪華”というイメージを一新し、シンプルで汎用性が高く、手頃な価格のテーブルウェアを生み出しました。
1952年の発売以来、今もなお世界中で愛され続けているティーマシリーズ。その「ティーポット」が入荷しました。
約1リットルとたっぷりとした容量があるこのポットを使えば、お湯をつぎ足しに何度も席を立つことなく、ゆっくりとお茶の時間を楽しむことができます。保温性が高い磁器製なので、ガラス製のものよりも冷めにくいというところもうれしいポイント。
大きな持ち手はしっかりと握ることができ、本体の上部に位置していることで注ぐ際に傾けても安定して持つことができます。
実はこの「ティーポット」、元々コーヒーポットとして販売されていたもの。なので茶葉を受け止めるストレーナーが付いていません。さらに、少々注ぎ口が液垂れしやすいという悩みどころも……。
それでもこのティーポットをおすすめするのは、他のティーマシリーズとの相性は言わずもがな、モダンなデザインのものも、デコラティブなものも、カントリー調もファンシー系も、どんなデザインのティーセットとも相性抜群という魅力故!
余分な装飾を削ぎ落としシンプルなラインで構成されたかたちは、他のアイテムとともにテーブルやキッチンに並んだときに一体感が生まれるのです。
シリーズのマグやボウル、プレートなどと組み合わせれば、より一層ティーマの世界に浸ることができます。