ゆらゆら揺らぐ炎、パチパチと小さく響く木が燃える音……ただ眺めているだけで気持ちが静まり、ストレスが緩和される炎の揺らぎ。近年では、そのリラックス効果が注目を集め、焚き火動画の需要が高まっています。ノルウェーでは、暖炉が燃え続けるだけの番組がなんと視聴率20%越えを記録したこともあるのだとか。しかし、動画は本物には及ばず。フィンランドの古都トゥルクを拠点に、2018年に設立されたブランド「ヘトキネン/HETKINEN」から届いた「ベジキャンドル」は、手軽に本物の炎を眺められる上、香りと音でも安らぎを感じることができるアロマキャンドルです。
「ヘトキネン」は、自然がもたらす幸福感や癒しを製品に活かすため、厳選された天然由来の原料のみを使用し、自然を身近に感じられるアイテムをつくり出すブランド。
こちらの「ベジキャンドル」もその理念のもと生み出されたアイテムで、菜種と大豆の天然ワックス、フィンランド産のモミの樹脂だけでつくられています。木の樹脂、植物のオイル、天然エッセンシャルオイルなど、すべて植物をベースとしており、防腐剤、アルコール、合成物などが入っていない、ヴィーガンにこだわったキャンドルだから、燃焼時に有害な物質が出る心配もありません。
大豆の天然ワックスを使用したキャンドルは、ワックスが溶けるのが早いことから、香りを素早く広げるのに最適とされています。また、火を消した後のロウ独特の臭いが少ないのも嬉しいところ。
このキャンドルの一番大きな特徴といえるのが、木製の芯の部分。フィンランド産のアスペン(ポプラ)を使用しており、火をつけると、パチパチと木が燃える音が聞こえてきます。まるで自分だけの小さな暖炉を眺めているかのような特別感に浸ることができます。

キャンドルの香りは3種類。
「ビオフィリア/Biofilia」は、新緑の季節を思わせる爽やかな香り。リビングなど、家族や友人と過ごすひとときにぴったりです。「スプルースレジン/Spruce resin 」は、トウヒを中心とした木々そのままのような香りで、森林浴を楽しんでいるような感覚に。スッキリとした邪魔にならない香りなので、書斎など集中したいシーンにおすすめ。「ハッピーホリデー/Happy holidays」は、甘さを含んだ柔らかな香り。寝室などでリラックスしたい時に灯すとよいでしょう。

より美しく燃焼させるためには、キャンドルのお手入れも肝心。キャンドルの芯が長すぎると、火の勢いが強すぎて、ロウの消費が早まってしまったり、煙が出る原因となります。火をつける前に、芯の長さを約5mmにトリミングしておけば、適切な火の大きさに調整することが可能。その際の必需品が「ウッドウィックトリマー」です。持ち手と先の部分に角度がついていることで、ロウが減った後でも水平に切ることができます。また、先の部分は平らになっているので、切った芯を落とさずに持ち上げることができるのも使いやすいポイントです。