“のせる”のではなく、“かぶせる”レザークッションは、フィンランドの「アルテック/Artek」の代表的アイテム「スツール60」にピタッとはまります。 それもそのはず、「ケースレフト/case LEFT.」のスツールクッションは、スツール60のためだけにつくられたもの。牛皮革の何とも言えない風合いが、北欧家具の美しいデザインと一体化し、座り心地のよさを補ってくれるスグレモノなのです。

特徴はなんといっても、製法がユニークなこと。スウェードと同様、革内側ならではのマットな質感で、いっさい縫製されておらず、「深絞り成形」と呼ばれる、革を濡らし、型にはめて乾かすというめずらしい製法でつくられています。
素材は、「床革(とこがわ)」と呼ばれる、牛革の厚みを調整するためにすいたあとに残る、いわゆる残革(ざんかく)です。薄くて弱い床革は、扱いづらさがネックとなり廃棄されがちな素材ですが、その床革を、プライウッドのように重ねることで強度を増し、独自に開発した成形技術で加工しています。