グラフィカルな図柄が目をひくのは、フィンランドのテキスタイルブランド「ヨハンナ・グリクセン/Johanna Gullichsen」の「ディスクッション」。同じくフィンランドのインテリアブランド「アルテック/Artek」の「スツール 60」をはじめとする、丸い座面に合わせてデザインされたものです。
先染めした糸を組み合わせ、織りによって柄を表現しているテキスタイルには、織物独特の存在感があります。一色に見えるところも、よく見ると数種類の色の糸で構成されていることがわかります。それによって何色とも表現しがたい、複雑で深みのある色味になるのです。
さらに、表と裏を別々に織る「二重織」を採用しているため厚手で丈夫。耐久性の高さも特徴です。クッションの中身は、リサイクルフォームという硬めのウレタン素材。適度に反発性があり、しずみすぎないので、スツールや椅子だけでなく、畳やフローリングに座布団のように敷いても重宝します。