徳永遊心窯

九谷焼の伝統を汲みながら、独自の世界観で作品を生み出す陶工、徳永遊心さん。長きに渡り席を置いていた「九谷青窯」からの独立後、「遊心窯」という屋号を掲げ、再始動しました。作品によく使われるモチーフは花や果物など、身近な植物たち。時には東欧やアイヌの伝統衣装などに着想を得ることもあるのだとか。余白を活かしのびのびと描かれた図柄や瑞々しい色使いは、和洋問わず、どんな料理も素敵に見せる魔法のよう。彼女の作品は九谷焼に馴染みのなかった層まで広がり、多くの人を惹きつけています。