食卓に色とりどりの花が咲く 芥子と菊の箸置き
九谷青窯(くたにせいよう)で作品作りをしていた陶工 葛西国太郎さん。その中でも人気を集めていたのが、芥子の花をモチーフにした箸置きでした。今回、その色絵箸置きがラインナップを新たに再び登場しました。
「九谷青窯」から独立した 葛西国太郎さんの新しいうつわのカタチ「HANI」
石川県能美市にある窯元「九谷青窯」から独立した 陶工 葛西国太郎さん。2016年より活動拠点を京都に移し、「HANI(ハニ)」というブランド立ち上げました。HANIの由来は、瓦や陶器、埴輪などを作るときに使われる土「埴(はに)」からきています。名前の通り、1つの土から食事が楽しくなるようなうつわを作っています。
今回、HANIとして新たに登場した色絵箸置きは、芥子の花が5色、菊の花が5色の全10種類。食卓のイメージに合わせて選べるようになったのは嬉しいですね。
薬味を乗せる豆皿としても使えます
箸置きとして使うのはもちろんですが、小さなうつわとしても食卓で活躍します。例えば、七味やからしなどの薬味を乗せる豆皿として。薬味によって種類や色を変えて楽しめ、食卓も華やぎます。
食卓に小さな花を添えて
温かみのある色絵箸置きは、食卓に花を飾るように彩りを与えてくれます。是非、お好みの形や色を見つけてください。大切な人とペアで使ったり、贈り物としても大変喜ばれるアイテムです。
京都にある葛西国太郎さんの工房にお邪魔しました。工房の中には、窯で焼く前のうつわや、たくさんの釉薬が。九谷青窯を経て、新しいスタートを切った葛西さんは、試行錯誤を繰り返しながら「食べることが楽しくなるうつわ」を作り続けています。
商品詳細
貫入(かんにゅう)について
貫入は、素地と釉の収縮の大きさの違いにより、焼成後の冷却する際に生じる釉のヒビ模様のことで、割れる際に生じるヒビとは異なります。
うつわを高温で焼いた際に、釉薬が溶けて素地の上を覆います。焼かれた跡、温度が下がるにつれて収縮していきますが、素地よりも釉の方が大きく収縮します。小さく縮んだ釉が素地に引っ張られて切れてしまうことで貫入が生じるのです。
貫入は、人の手を加えない自然の力が生み出す模様と言えるでしょう。是非、1つ1つ異なるヒビ模様を楽しんでください。
陶工紹介
1977年 北海道生まれ。金沢美術工芸大学デザイン科卒業後、京都府立陶工高等技術専門校を経て、2009年より石川県 九谷青窯にて作陶。2016年より京都にて独立。新しいブランド「HANI(ハニ)」を立ち上げる。
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