なぜでしょう。こんなに心がかき乱されるのは。
クイッと上がった口角、可動する大きな口にのぞく小さな歯、お尻にちょこんとはえる尾。

“可愛い”のひとことでは言い表せない不思議な魅力の「カバ」は、カイ・ボイスン（1886-1958）が1955年にデザインしたもの。誕生から70周年を記念して、カバ本来の色で塗装された「グレー」が登場しました。


カバ
ボディのグレーに、口や耳のピンクの色合わせがなんともキュート。
かかとは４つともななめに削ってあり、口元に施されたポツポツの中もピンクにペイント。細やかな仕事はハンドメイド仕上げならではです。

チャームポイントの大きな口、ヒトでいうと上唇にあたる部分は大きくボリュームがあり、それに反比例するような小さくつぶらな瞳はとても優しげです。


カバ ミニ
カイ・ボイスンのデスク上に飾られていたというこのカバには、大切なお仕事がありました。それは、その大きく開く口で鉛筆をくわえておくというもの。視界に入る一生懸命なカバの姿に、仕事中の彼の気持ちも和んだかも。


カバ ミニ
カイ・ボイスンにしてはめずらしい直線や角の目立つデザイン。平らな背中には小さな人形や小物をのせて飾ってもいいでしょう。

そこにいるだけでほっこりとしますが、生みの親にならって、お仕事をしてもらうのもまた一興。デスクや玄関でペンや印鑑をくわえる任務を与えれば、その愛嬌ある姿に、気持ちがほぐれてリラックスできます。


上からカバ ミニ、カバ
サイズは、長さが21.5cmの「カバ」と14cmの「カバ ミニ」の２種類です。

カバ好きなら垂涎もの、そうでなくとも心奪われる、独特の魅力にあふれるカイ・ボイスンのカバ。できれば買い占めたい可愛らしさです。