パンケーキにフルーツに木いちごジュース、色とりどりの花火に、樽入りのお酒、ずらりと灯された明かり。ムーミン谷のほぼ全員が出席したお祝いの様子は、1948年に出版された「たのしいムーミン一家／Finn Family Moomintroll」の挿絵として描かれたもの。

そのパーティーの場面をモチーフにした「ムーミン フェスティブ モーメント／Festive Moments」は、ムーミンの誕生80周年を祝うホリデーシーズン限定のコレクションです。




デザインしたのはムーミンアラビアのデザイナー、パルバティ・ピライ。バックスタンプはもちろん、ハートとムーミン、ムーミンハウスをモチーフにした80周年限定のデザインです。

あたたかみのあるボルドーに映える、ピンクやブルー、イエローが、お祝いのムードを添えます。

眺めていると愉快でたのしい気分になるデザインは、クリスマスや年末年始の贈りものや、１年間がんばった自分へのご褒美にぴったりです。




トーベ・ヤンソンの原作イラストが忠実に再現されたキャラクターたちの表情やパーティーの情景が、マグにぐるりと描かれています。行方不明だったムーミンママのバッグが見つかったお祝いのシーンです。

椅子にちょこんと座っているのはトフスランとビフスラン。バッグを見つけた功労者として、気づいたらパーティーの主役になっていました。本当はママのバッグをベッドにしていたとは言えないまま、不思議そうにしている２人の憎めない可愛らしさもポイントです。




椅子の上に立って乾杯の挨拶するムーミンが想いを寄せるのは、１人きりの旅に出た友人スナフキン。どうか彼が幸せであるようにと願うムーミンのひたむきな言葉に、そばにいる友人や家族、近くにはいないけれど同じくらい大切な人たちを思い出します。
離れていても心は一緒なのだと、また大切なことをムーミンたちが教えてくれました。