「バンカーズ/Bankers」は、ヤコブセン晩年の傑作といわれる「デンマーク国立銀行」を設計した際(1971年)に、トータルデザインに基づき手がけたウォールクロックが元になっています。
「シティーホール/CityHall」は、第二次世界大戦後の1956年にヤコブセンが手がけた「ルードブレ市庁舎」に飾るためデザインしたウォールクロックの文字盤をテーブルクロックに落とし込んだもの。
「ステーション/STATION」が生まれたのは1943年。デンマーク国内の鉄道駅の時計に採用されたのがその名の由来です。
本体上部にはタッチセンサーが付いており、手で軽く触れると5秒間ライトが点灯します。アラーム機能をセットしているときは、タッチすることでアラームを停止することができます。
曲線を描くステンレススチール製のスタンド。
ステーションの文字盤の様子。
シティホールの文字盤の様子。
バンカーズの文字盤の様子。
ヤコブセンの口ぐせだった「デザインはつけ加えるほど醜くなる」という、彼の理念を体現したかのようなテーブルクロック。
ヤコブセンのテーブルクロック
360度、デザインに自信あり
アルネ・ヤコブセン テーブルクロック(ローゼンダール)
毎朝のアラームから、一日に何度もする時刻のチェックもスマホ頼り。さらに、時間を確認するつもりでスマホを手に取ったのに、ついSNSを眺めたり、メールチェックをしてしまったりすることありませんか? 時間にというよりスマホに束縛されている。そんな風に感じている人にこそ使ってほしいテーブルクロックが届きました。
デザイン性、視認性ともに高い文字盤、アラームのON/OFFスイッチがあるだけのバック、コロンとした本体とスマートな脚部分の絶妙なバランス。360度どこから見てもぬかりのない佇まいです。
デザインしたのは、建築、テーブルウェア、椅子など数多くの名作を残したアルネ・ヤコブセン。ヤコブセンの母国デンマークの「ローゼンダール/ROSENDAHL」社が、オリジナルを忠実に再現し、ムーブメントセンサーやLEDライトを搭載するなど、現代版に仕様をアップデートしました。
文字盤は「ステーション/STATION」、「シティーホール/CityHall」、「バンカーズ/Bankers」の3ラインナップ。ステーションが生まれたのは1943年。当時の主流であった筆記体ではなく、視認性の高いシンプルなフォントを使用してあるため、多くの人が利用するデンマーク国内の鉄道駅の時計に採用されたのがその名の由来です。
シティーホールは、第二次世界大戦後の1956年にヤコブセンが手がけた「ルードブレ市庁舎」に飾るためデザインしたウォールクロックの文字盤をテーブルクロックに落とし込んだもの。無駄のないミニマルなデザインです。
バンカーズは、ヤコブセン晩年の傑作といわれる「デンマーク国立銀行」を設計した際(1971年)に、トータルデザインに基づき手がけたウォールクロックが元になっています。黒いキューブの位置で数字を表す、ユニークなデザインです。
ヤコブセンの口ぐせだった「デザインはつけ加えるほど醜くなる」という、彼の理念を体現したかのようなこのテーブルクロック。必要な機能のみ備えた、シンプルで無駄のないデザインは、忙しない日常や騒がしいデジタルの世界から、ひととき離れるきっかけになってくれるかもしれません。