見覚えのある、この模様。でも何かが違う……?と気になった理由は、その素材です。
19世紀末にフィンランドで設立された陶磁器会社「アラビア/ARABIA」。現在でも根強いファンの多くいるこの会社に1937年より在籍し、数多くの印象的なデザインを生み出したビルイェル・カイピアイネン(Birger Kaipiainen)。
彼が手がけた中でも特に代表的な「パラティッシ/Paratiisi」。フィンランド語で「楽園」を意味するその模様が、この度カイピアイネンの子孫によって設立された「クオヴィ/Kuovi」社 よりテキスタイルの形でお目見えです。
45cm四方のリネン100%のキッチンタオル。その存在感は圧倒的で、華があります。ぱりっと糊のきいた状態で届くので、まずは壁に飾ってみたり。かごバッグの目隠しや、食器の埃よけに。小さめのランチョンマットとして、ワンプレートの食事やティータイムに。
何度か使い込んで糊が落ちてくると、より柔らかくなり、ふきんとしても使いやすくなります。吸水性も高く、乾きが早いのがリネンの特徴。繊維が残りにくいので、グラスを綺麗に拭き上げるのにも活躍します。
お気に入りのワイングラスを、大好きな模様のクロスで拭きあげる時、好きなものに囲まれる幸せに、なんだかにんまりしてしまいました。