2023年9月15日(金) ~ 10月1日(日)@free design吉祥寺店
9月15日(金)~10月1日(日)までの期間、吉祥寺・実店舗で「Ulla ProcopeのWorks フェア」を開催いたします。
陶磁器ブランドARABIAで数々の作品を生み出したデザイナー「ウラ・プロコッペ/Ulla Procope」。絵付けとフォルムのどちらも自分でデザインする才能溢れる人物で、カイ・フランクらとARABIAの黄金時代を築き上げたひとりです。
なかでも彼女の代表作である「ルスカ/RUSKA」シリーズは丈夫さと機能性から、ARABIA社で最も売れたシリーズとなりました。ルスカシリーズのフォルムは「Sモデル」と呼ばれ、この普遍的なフォルムをもとに数々のシリーズが生み出され続けました。
今回のフェアでは、ウラ・プロコッペ自身がデザインしたルスカをはじめ、ライヤ・ウオシッキネン、インケリ・レイヴォなど名だたるデザイナーたちが絵付けを施した約250点を超えるSモデルシリーズが集結します。
日常使いできる丈夫さと使いやすさ、そして飽きのこないデザイン性で今も世界中で親しまれている、ルスカをはじめとした「Sモデル」シリーズの魅力をぜひお楽しみくださいませ!
CONTENTS
- ウラ・プロコッペとSモデルについて
- ルスカをはじめとするSモデルシリーズ約250点以上が集結!
- Sモデルと合わせるテーブルコーディネート
ウラ・プロコッペとSモデルについて
Designer
ウラ・プロコッペ/Ulla Procope 1921 – 1968
ARABIA黄金時代に、最も注目された陶磁器デザイナーのひとりです。カイ・フランクによって彼のチームに採用されたことで、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせます。
「ルスカ」「アネモネ」「バレンシア」と一度は目にしたことがあるARABIAの代表的なシリーズを手掛けました。その他30種を超えるシリーズに採用された「Sモデル」を生み出すなど、数々の功績を残したことでも知られています。特にルスカはARABIAで最も売れたシリーズで、ヴィンテージとなった今もなお世界中で愛され続けています。
ウラ・プロコッペが生み出した
フォルムデザイン「Sモデル」とは
ウラ・プロコッぺの代表作である「ルスカ」シリーズではじめて使われ、その実用性の高さから人気を博したフォルム「Sモデル」。
石を細かく砕いてつくられた炻器でできており、陶器と比べて非常に丈夫であったこと、さらにオーブンでも使えるという画期的な仕様が、当時の人々の暮らしをより良いものにしました。
カップ&ソーサーだけでなく、プレートやシュガーポット、エッグカップなど、さまざまなフォルムがあります。
彼女が生み出したこの普遍的なフォルムはその後も引き継がれ、およそ30種を超えるシリーズとして何度も再生産されました。
ルスカをはじめとする
Sモデルシリーズ約250点以上が集結!
今回のフェアでは、ウラ・プロコッペのルスカシリーズをはじめ、ライヤ・ウオシッキネンやグンヴォル・オリン・グロンクヴィストがデコレートを施した、ルイヤやコラッリ、コスモスシリーズなど約250点を超えるSモデルシリーズが集結します!
ウラ・プロコッペがデコレートまでを手掛けたシリーズ
ルスカ/RUSKA(1961-1999年)
1961年に発表されたウラ・プロコッぺの代表作。名前の「RUSKA」はフィンランド語で「秋色」を意味し、短い期間しか楽しめない紅葉の雰囲気をいつでも満喫できるようにとデザインされました。独特の釉薬により、ひとつひとつの表情が異なるのが魅力です。
メリ/MERI(1976-1979年)
「MERI」はフィンランド語で「海」を意味し、爽やかなブルーとはまた違う深く落ち着いたブルーが印象的です。ブラウンとブラックでひかれているラインの対比は、海と陸地を表現しているのだとか。
アネモネ/ANEMONE(1962-1976年)
1962年から1976年まで製造され、1980年に1度復刻されているシリーズ。熟練の絵付け師がフリーハンドで描いているため、ひとつひとつ表情が異なる作品です。深みのあるブルーは日本の食器とも馴染みやすく、可憐な佇まいが魅力的な作品です。
他デザイナーがデコレートを手掛けたシリーズ
ウートゥア/UHTUA(1975-1981年)
フィンランド語で「湖」という意味をもつ、「インケリ・レイヴォ/Inkeri Leivo」がデコレートしたシリーズ。湖を彷彿とさせる淡いブルーにピンクとブラックのラインのコントラストが美しく、素朴で温かみのあるデザインがたまらない作品です。
コスモス/KOSMOS(1964-1976年)
1964年に「グンヴァル オリン-グラングヴィスト/Gunvor Olin-Gronqvist」が発表したシリーズ。コスモスの花びらが手描きのラインで表現され、1点1点表情が違うのが魅力です。落ち着いたカラーリングは温かみのある食卓を演出してくれます。
ルイヤ/RUIJA(1975-1981年)
ノルウェー北部の地区の意味をもつ「RUIJA」は、「ライヤ・ウオシッキネン/Raija Uosikkinen 」のデザイン。日本の食卓にも馴染みやすい落ち着いたデザインは、デイリーに活躍してくれ、今もなお人気の高いシリーズです。
Rosmarini/Flora/Ruija /Koralli /Otso/Kosmos Blue/Saimaa/fennica /Tunturi/Uhtua
Sモデルと合わせるテーブルコーディネート
クチポールとの組み合わせを楽しめます
ポルトガルでうまれたカトラリーブランド「クチポール/Cutipol」はどんな食器にもマッチし、食卓をぐっと華やかにしてくれる頼もしいアイテム。デザイン豊富なSモデルとの相性もよく、現代に寄り添う食卓に仕上げてくれます。店頭では全7色ご用意しているので、好みにあった組み合わせをお楽しみいただけます。
サブリエのとっておきのお菓子も届きます!
東京・世田谷のアトリエで手づくりの焼き菓子をつくる「サブリエ/Sablier」さんから、今回のフェアに合わせて特別にお菓子が届きます! ネコと流れ星を型どったクッキー2種が到着予定。プレートに乗せて思わず写真を撮りたくなる愛らしさです。美味しい焼き菓子をおともにFIKAをお楽しみください。
≫ SablierのInstagramへ
開催概要
【開催期間】
2023年9月15日(金)~10月1日(日)
【会場】
freedesign 実店舗
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-2-2F
営業時間:11:00-19:00
無休
フェアの最新情報はインスタグラムにてご紹介いたします。