すごく美味しいごちそうも、きらびやかなパーティーも、毎日続けば飽きるもの。たまにある“特別な日”だけでなく、“日々の暮らし”の中でこそ使いたくなるのが「イッタラ/iittala」の定番、「アイノ・アアルト」シリーズの器です。
フィンランドのデザイナー、アイノ・アアルトが1932年に発表し、イッタラ製品の中で最も長く生産されているこちらのシリーズ。発表した当初付けられた名前「ボルゲブリック」は、スウェーデン語で「水に広がる波紋」を意味します。その名のとおり、石を水に投げ入れたときにできる波紋からヒントを得た、リング状のデザインが特徴。手に持つと、表面に階段のような段差が施されていることがわかります。単なる模様ではなく、凹凸のある波がしっかり表現されていることで、シンプルながら強い存在感を放つ器です。

ラインナップは、「ボウルS」と「プレートS」の2種類。サラダ、ヨーグルト、フルーツ、プリンやゼリーなどのデザートといった、ガラスの器に盛りつけたくなるスタンダードな食べものがよく似合います。
奇をてらわず、シンプルだけど唯一無二。どんな食卓にも合うバランスのいい器だから、食器棚を開けるとついつい手が伸びます。それが、アイノ・アアルトシリーズのロングセラーたる所以なのでしょう。