フィンランドを代表するブランド「マリメッコ／marimekko」にて長年テキスタイルデザイナーを務め、2020年に故郷の愛媛に帰ってきたアーティスト・デザイナーの石本藤雄さん。1989年に同じくフィンランドの「アラビア／ARABIA」のアート部門の客員として作陶したことをきっかけに、陶芸家としても活躍し続けています。

石本さんの陶芸作品の中で特に人気が高いのがレリーフ（陶板）です。花や果実をモチーフとしたものが多く、大きいものだと40cm以上、厚みも３cmから５cm近くあります。すべて１点もののアートピースのため既存のレリーフは今も人気が高く、再販が望まれているもののなかなか手に入れることができません。


「104」のポスターで使用している陶板作品
そんな入手の難しい石本さんの陶板作品をより身近に楽しめるようにと、原寸大で高精細印刷したのが「フレーム付ポスター」です。

ムスタキビが所蔵する2015年から2019年の間につくられたレリーフ作品を元にした６点のポスターは、どれも季節を問わず飾ることができ、暮らしや住まいにぬくもりと彩りを添えるものばかり。オリジナルのアクリルフレーム付きなので、届いてすぐに飾ることができます。


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高精度の技術で印刷しているため、手でこねた跡や釉薬の濃淡など、陶の質感が細かなところまで再現されています。まるでレリーフそのものを壁にかけているかのような立体感は、壁に落ちる影をも捉えているから。


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アクリル製のフレームは、木枠に貼られたポスターを覆うようにしつらえられています。額のないシンプルなデザインに仕上げているため壁に溶け込み、立体作品であるレリーフの存在感を、可能な限りそのまま味わえるような工夫がいたるところに施されています。


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サイズは１辺が約55.8cmの正方形。石本さんの作品の魅力である豊かな色彩や自由な世界観は不思議とあらゆる空間に馴染みます。壁に掛けるのはもちろん、壁に掛けられない場所では、棚や床に立てかけて飾るのもおすすめです。


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どのポスターにするかすごく悩むと思います。じっくり考えてあなたのお気に入りを選んでください。ふと視界に入ったときしみじみ「いいなぁ」と、何度も思わせてくれるアート作品です。