※KERAMIK STUDIONより、撮影およびブログやホームページへの掲載の許可を頂いています。
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スウェーデンの中心ストックホルムから東へ約20kmにあるグスタフスベリ。
その名のとおり、陶磁器メーカーとして有名なグスタフスベリがある港町です。

リサ・ラーソンの陶器オブジェを製作する
KERAMIK STUDION(ケラミック・ストゥディオン)は、
そんなグスタフスベリの一角にあります。

通常はアトリエショップになっている小さな工房のみ公開されていますが、
今回は、特別に一般開放されていない工場の方を見学させて頂きました。

こちらは、工場長フランコ・ニコローシさんのオフィスの一角。リサの陶器オブジェがズラリと並んでいます。
馴染みのある人気のキャラクターから、なかなかお目見えできないものまで様々。思わず見入ってしまいました。

それでは、工場の様子をご紹介します。

KERAMIK STUDIONは、リサ・ラーソンとフランコ・ニコローシ、
シブ・ソリンの3人により、リサが生み出した作品を、
グスタフスベリの熟練した職人の手によって形にする工房として、1992年に設立されました。
現在はフランコさんがオーナーとなり、娘のヨハンナさん、
型職人のアンデシュさんと共に経営しています。

それでは、リサの陶器オブジェの製作工程を覗いてみましょう。

型づくり、成型、釉薬から絵付けまで、リサの陶器オブジェを作る
すべての工程を手作業で行っています。

工程(1):成形~素焼き

  • 型がずらりと並んでいます。

  • MIAの石膏型。型をバンドで留め、生地を流し込みます。

  • 生地の固まり具合をチェックするサルヴァトーレ氏。

  • 固まったら取り出し、オブジェの継ぎ目をヘラで綺麗にしていきます。

  • バリを取って成形が完了したMIA。これから素焼きされます。

  • 酸素処理のため顔を赤く塗られたライオンたち。こうすることで顔が白くなります。

  • 棚にはたくさんのオブジェが焼かれるのを待っていました。

  • 焼きあがったブルドック。なんとなく凛々しいですね。


工程(2):色付け

  • エアスプレーで色付けしていきます。

  • 色付けされた子達。まだ顔が描かれていません。

  • 絵付けデスク。色々な筆や釉薬が並んでいます。

  • 一体一体丁寧に色を塗っていくイレーネさん。

  • 大きなブルドッグの顔も手作業で絵付けしています。

  • 絵付けが終わって焼かれるのを待っているdieci cat。


工程(3):窯焼き~検品色付け

  • からっぽの窯に、これからたくさんのオブジェが入って焼かれます。

  • 焼きあがって、窯の中で少しずつ熱を冷ましているところ。

  • 熱が冷めたら並べて1つ1つ検品を行います。

  • 出荷を待つMIA。どこかワクワクした表情に見えませんか?

  • これから様々な国へ出荷するために準備されます。

  • ズラリと並んでプードルたち。手作業で作られているので、1つ1つ表情が違いますね。

  • ドレスは焼き上がりで色味に違いがあります。

  • ダンボールに入れ、しっかり梱包されて、世界中に出荷されます。








製造工程を一通り見たところで、
工場長のフランコさんにいろいろとお話を伺いました。

現在工場ではどれくらいの人が働いているのですか?

工場では15名ほどが働いている。
グスタフスベリ時代の仲間やその子供達など、
ずっと変わらないメンバーが集まっているんだ。

工場を見学して全てが手作業で行われていることにびっくりしました。
もう少し機械化されている部分があるのかなと思っていましたが、、、

私達は、手作業にこだわっているんだ。
世界中からもっと作って欲しいと依頼が来るが、
機械化によって量産してしまうと、
全てが同じになってしまい良さが失われてしまう。
これくらいの規模で、全てを自分達の手で出来るのがベストなんだ。

人の手で作られるからこそ、味わい深い作品が出来上がるんですよね。
一点一点違うから選んだあと愛着が沸いてきます。
自分の家にも大きなライオンがいるのですが、
他のライオンよりも、自分のが一番可愛いと思ってます(笑)

日本人は、君達も含めて熱心で情熱的な人が多いね。
そんな風にリサの作品を理解してくれて、
大切に想ってくれる人がたくさん居て、本当に嬉しく思っている。

ありがとうございます(笑)
ちなみに、こちらで作られるアイテムのうち、
日本の占める割合ってどれくらいなんですか?

ヨーロッパを中心に、韓国やマレーシアにも送っているが、
やはり、日本のシェアが一番大きいね。
今では5〜6割くらいを日本に送っているんだ。


そんなにあるんですね!

日本には、リサが好きな人がたくさんいるので、納得といえば納得です。
フリーデザインでも、届いたらすぐに売れてしまうものが多くて、
今も待っている人達がたくさんいます!

よかったら、フランコさんの仕事に対する想いを教えてください。

リサが作ったものを忠実に再現して、みんなに届けるのが僕の仕事だよ。
昔と同じ粘土や釉薬を使い、昔と同じ工程で長年やってきたことを守る。
そんな風にグスタフスベリの陶器の伝統を繋いでいきたいと思ってる。
毎日が忙しく、仕事場と家の往復だけど、
やりがいがあるから、僕はそれにすべてを捧げてるんだ。

世界中にファンがいるリサ・ラーソンですが、
フランコさんはじめ、KERAMIK STUDIONで働く職人さんが、
一点一点手作業で、心をこめて作っているからこそ、
表情や焼きムラなどひとつひとつに味わいがあり、
量産では感じることが出来ない、あの温かみのある作品が出来るのを、
実際に見て、お話しを聞いて、あらためて感じることが出来ました。

フランコさん、KERAMIKSTUDIONのみなさん、
本当にありがとうございました。

普段は見ることが出来ない、
リサ・ラーソンの陶器オブジェが作られる様子はいかがだったでしょうか?
リサのオブジェをお持ちの方も、これから買おうと思っている方にも、
作り手の想いが少しでも伝わると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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