シンプルで王道。まさにそんな言葉が似合うこちらのダストボックスをつくるのは、静岡県にあるプライウッド（成型合板）メーカーの「サイトーウッド」。プライウッドをつかった木工製品の先駆けであり、「ダストボックス」や「トレー」など数々のロングセラーアイテムを生み出した、創業から70年以上も続く歴史あるメーカーです。

当店でも開店当初から取り扱いを続けてきた「ダストボックス」の「チーク」カラーは、ミッドセンチュリーテイストの家具に合うシックな雰囲気で、今もなお定番アイテムとして親しまれています。
今回、北欧のブランド「アルテック」の家具と合うような明るい色合いの、当店オリジナルカラー「ナチュラル」をつくっていただきました。サイトーウッドがつくる通常のダストボックスの下地となるシナ材にクリア塗装を施したもので、木の素材感や木目の美しさが活きるつくりとなっています。


ストレート
かたちは「テーパード」と「ストレート」の２種類。無駄のないシンプルなデザインは、家のどこに置いても溶け込みます。リビングのソファの横に置けば、映画を見て思わず涙がでた時、サッとティッシュを捨てられますし、書斎で紙くず入れとして置いておけば、いらなくなったメモ書きもすぐにポイ。案外家のどこにいてもゴミは出てくるので、その場でさっと捨てられるのは景観も心もすっきりします。



「プライウッド」と聞くと全て機械でつくられる工業製品の印象があります。ですが実際には、想像以上に人の手作業による工程が多く、ひとつひとつ丁寧につくられています。無駄のないシンプルなデザインだからこそ、ピタッとはまった底材や凹凸のないつなぎ目など、細かい部分の綺麗な仕上がりに感動します。


テーパード
木製のゴミ箱にそのままゴミを捨てるのは少し抵抗があるかもしれませんが、多少の汚れは、拭き取れば大丈夫。むしろ毎日気兼ねなくガシガシと使ってほしいと、サイトーウッド代表の齊藤さんは言います。

時代が移り変わっても古びないタイムレスなデザインのダストボックス。この先の暮らしにずっと寄り添ってくれ、快適さを与えてくれることでしょう。