カイ・フランクによってデザインされ、北欧を代表するテーブルウェアと言っても過言ではない「ティーマ」シリーズ。1952年に「キルタ」として誕生しました。一度は生産が中止になったこともありましたが、「ティーマ」と名を変えた現在でも、世界中の人々に愛用されています。
そんなティーマが、2022年に70周年を迎えたのを記念し、1952年のオリジナルコレクションのカラーからインスピレーションを得た新色が登場。さらに、既存カラーの新たなサイズバリエーションも増えることになりました。
free designでは、ティーマの新色発売に先駆け、実店舗でフェアを開催したり、オンラインショップでの特集ページを近日公開予定です。
このページでは、2022年3月23日発売の新色、新サイズの展開をご覧いただける他、フェアや特集の公開情報をご案内いたします。
ぜひ、70周年のこの機会に、ティーマの魅力を再発見してみてください。

Contents

カラー別新登場アイテム一覧

イベント・特集

カラー別新登場アイテム一覧

ヴィンテージブルー

ティーマ/Teema

ティーミ/Tiimi

ヴィンテージブラウン

ティーマ/Teema

リネン

ティーマ/Teema

ティーミ/Tiimi

パールグレー

ティーマ/Teema

実店舗イベント

吉祥寺店では、今年70周年を迎えるTEEMAシリーズを記念して、ヴィンテージ ティーマを一堂に集めたフェアを開催いたします。
期間:2022年3月11日(金)~3月31日(木)

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ティーマの歴史をおさらい

1952年にフィンランドのデザイナー、カイ・フランクによって、「ティーマ」の前身「キルタ」がデザインされ、現在に至るまで70年の時が経ちました。時代の変化に寄り添いながら、現代においてもなお愛され続ける「ティーマ」とは、どのような経緯で誕生したのでしょうか。

カイ・フランク/Kaj Franck
カイ・フランク

1940年代の北欧やヨーロッパの家庭では、単用途で華美な装飾を施した「ディナーセット」を揃えるのが一般的とされていました。ところが第二次世界大戦によって物資だけでなく住宅も不足し、狭小な住環境に暮らす市民が多かったなどの背景もあり、豪華なディナーセットは、一般的な家庭にとって、決して使いやすいものではありませんでした。
そんな悩みを脱却すべく、カイ・フランクは、装飾的な要素は色釉のみ、コンパクトに収納でき、必要に応じて買い足しができる、シンプルな形で多用途なテーブルウェアシリーズとして「キルタ」をデザインしたのです。
画期的な思想のキルタシリーズは、受け入れられるまでに時間がかかりましたが、「Smash the service!(ディナーセットを粉砕せよ)」というスローガンのもと、会社をあげての宣伝の結果、その後大ヒットを記録することになります。
しかし、発売から20年を迎えた1973年、原材料の高騰やオイルショックの影響などもあり生産終了が発表され、1975年には惜しまれつつ廃盤となりました。

ところが、国内だけではなく海外からも復活を望む声が多かったため、カイ・フランク監修のもと1981年に「ティーマ」として生まれかわります。
素材が陶器から磁器に代わり、オーブンだけでなく電子レンジや食洗機にも対応できるようになりました。
2002年頃にはグループ統合・ブランド再編により、ティーマは「アラビア/ARABIA」社から「イッタラ/iittala」グループのブランドへ組み込まれることになります。
2005年にはティーマシリーズのリニューアルにより、アイテム・サイズ・カラーなどが大幅に変更されました。
そして、2016年にはフィンランドの工場が閉鎖され、生産拠点が海外へ移行されるなど、時代の波に流されながらも、 現在でも、カイ・フランクの理念を継承し、北欧を代表する食器として愛され続けています。

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