お正月にいただく、おせちやお屠蘇、お雑煮のように、お正月に飲むお茶があることをご存知でしょうか? その名もめでたい「大福茶(おおふくちゃ)」。一年の無病息災を祈り、新年を祝福するために飲まれる縁起ものです。
では、そのお茶の中身は?と言うと、地域や各茶店によって実に様々。一般的に梅干や結び昆布などが用いられることが多いようですが、鹿児島の銘茶店「すすむ屋 茶店」では「食べ物、飲み物に困らないように」という願いを込め、香ばしく炒った玄米がたっぷりの玄米茶をセレクト。一年のはじまりに相応しい、香り高くふくよかな味わいに仕上げられています。
お正月に大福茶を飲む習慣は京都に古くから伝わるもので、平安の都で流行した疫病をある僧がお茶によって鎮めたことが起源とされています。時の村上天皇がその功徳にあやかり、毎年元旦にそのお茶を服するようになったことから「王服茶(皇服茶)」、やがて幸福の福の文字を当て「大福茶」と呼ばれるようになり、庶民の間で広く飲まれるようになりました。
年末年始のご挨拶におすすめの缶入りと、缶を箱に収めた箱入りもあります。シンプルで洗練されたパッケージなので、親しい方から目上の方まで、手土産にもぴったりです。