波佐見焼の職人によって色付けされたグレー、グリーン、ブラウンの縁のかすれに和食器らしい風合いを感じつつも、薄手の磁器のすらりと伸びるシルエットにどこか西欧の器のような雰囲気を感じさせる佇まい。 スウェーデンのストックホルムを拠点に活動するガラス作家、山野アンダーソン陽子さんがデザインした「リム ボウル」は、至極シンプルでありながら、とことん使いやすさにこだわった器です。
まずその大きさが絶妙です。スープ、シチュー、丼もの、サラダ、シリアル、ヨーグルト……。朝から晩までの日本の定番メニューにぴったりのサイズ感。
そして底から角度をつけて立ち上がる部分は、米粒や小さな具などがスプーンですくいやすく、最後の一口まできれいに食べられるように設計されています。
また、程よい幅のあるリムは手を添えるのにも持ち運びにも便利、積み重ねたときの収まりも美しく食器棚の中でも存在感を放ちます。
もちろん食卓上では、艶やかな白磁と縁のカラーがどんな料理も引き立ててくれます。
選ばない理由が見当たらないほど、パーフェクトなボウル。
一見するととてもシンプルな器ですが、使うとわかる様々な魅力。
日常使いから来客時のおもてなしの器まで、これからの食卓に欠かせない存在になるはずです。